社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2026.08.3

過信は禁物 全館空調の落とし穴

ウチの実家(母屋)は
昭和50年竣工の築51年。
 
今となっては大きいだけが取り柄の
鉄筋コンクリート造2階建てですが
 
会社経営を軌道に乗せつつあった
父が気合いを入れて建てた家なので
いろいろと変な物が付いていました。
 
その中の一つがセントラルヒーティング。
全館空調の走りみたいな空調機器です。

 

 
当時そんな物が付いている家は
他にはなかったので
 
スネ夫の家のような豪邸気分が
味わえたのは確かですが
 
大変残念なことに
10年保つか保たないかくらいで
故障して使えなくなったんです。
 

さすがにこんな特注の水槽はなかったなあ…
 
 
で、その後
新しいセントラルヒーティングに
取り替えるようなことはしないで
各部屋に普通のエアコンを取り付けました。
 
なぜかというと、
セントラルヒーティングのままだと
家中丸ごとのシステム取替となり
莫大な費用がかかってしまうから。

 
今でもセントラルヒーティングの
巨大な室外機が家の裏にあり
各部屋の壁にはスイッチが残っていますが
 
それらを見るたびに
「後先考えずにこんなものを…」
と思わず遠い目になります。
 
 
それから半世紀の時が流れ
今どきの家づくりでは
全館空調が流行りつつあります。

  • 家の中の温度差が小さくなる
  • 夏も冬も家中が快適になる
  • 間取りの自由度が上がる
  • エアコンの室内機が目立たない

などのメリットがあるからで
 
特に温度差が小さくなるのは
快適性とQOLの向上に寄与するので
付けたくなるのも頷けます。
 

しかし私には
実家のセントラルヒーティング
そして自宅の床暖房(後日詳述します)
での苦い経験があるので
 
手放して
「全館空調、良いですよ!」とは
決して言えないんですよ。

 


 
どうしても全館空調を付けたいなら

  • 将来的な取替に備えて
    費用を積み立てて用意する
  • 定期的に点検・メンテナンスを受けて
    突然故障しないよう最大限配慮する
  • 災害での長期停電に備えて
    太陽光発電と蓄電池を装備する

といった
「いざという時への備え」が
欠かせないのではないでしょうか。
 
あと、
あくまで私個人の考えですが

  • 電力と機械設備に頼り切りにならず
    まず暑くなりにくい家
    寒くなりにくい家をつくること
  • 機械設備はいつか壊れることを前提に
    取替コストがなるべく安くなるものを選ぶ

というポイントも押さえると
安心して暮らすことができそうです。
 
良かれと思って付けた設備が
無用の長物、さらには負債に
なってしまっては悲しすぎるので
 
本当に必要なのか
身の丈に合った投資なのか
デメリットは解消できるのか
 
という点を考慮して
採否を決めてくださいね。
 

 
それではまた明日!