設計哲学の4本柱
安全(耐震)・健康(温熱環境)・効率(動線・収納)・快適(自然素材)
ニワホームは安全(耐震)・健康(温熱環境)・効率(動線・収納)・快適(自然素材)を4本柱とした設計哲学に基づく家づくりでご家族の「楽しい暮らし」を叶えます。
いつ発生してもおかしくない南海トラフ巨大地震に耐える強い構造
許容応力度計算+耐震等級3
地震本部(政府の地震調査研究推進本部)によると、南海トラフでM8〜M9クラスの地震が発生する確率は、今後30年以内だと70%〜80%、50年以内だと90%以上。これからの家づくりをお考えの方は生きているうちに必ずこの大地震の被害に遭うと考え、できるだけ耐震性能の高い建物を建てるべきです。
その際に指針となるのが耐震等級3か否か。2016年4月の熊本地震の後に建築学会が実施した調査によると、震度7の地震に2回襲われた益城町では多くの木造住宅が倒壊・大破・中破となった一方、耐震等級3の木造住宅はいずれも無被害または軽微な被害。しかも他の住宅が復旧に手間取る中、すぐに元どおりの生活を営めるようになったのは特筆すべきことでした。
このことからも、これからの家づくりには耐震等級3が必須であると確信を持って言えます。
設計に当たっては木造3階建て以上で必須となっている許容応力度計算(構造計算)を平屋や2階建てでも実施。加えて、京都大学准教授の中川貴文先生が開発した木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstatで、設計した住宅の数値解析モデルに地震動を与えてシミュレーションを実施。変形の大きさ、損傷や倒壊の有無を視覚的に確認し、耐震性能の向上に役立てています。
■熊本地震で耐震等級3の有効性が実証された
(建築学会によって実施された益城町中心部における悉皆調査より)
熊本地震で耐震等級3の有効性が実証された
良好な温熱環境を実現する断熱・気密・換気
HEAT20 G1・G2の外皮性能で温熱環境向上
家の中で健康に暮らせるか否かは温熱環境にかかっていると言っても過言ではありません。英国保健省の調査によると、冬場に人が健康に過ごせる室温は推奨21℃で最低18℃。それを下回ると血圧上昇や循環器系疾患、呼吸器系疾患などの深刻な健康リスクが顕在化するとされています。寒い家は人の命を危険に晒すということがお分かりいただけることでしょう。
また、寒い家と切っても切れない関係なのが結露。結露はカビを発生させ、カビはダニの餌となり、ダニの死骸やフンはアレルゲンとなり、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎、さらには喘息やアトピー性皮膚炎を引き起こすのです。このように結露は百害あって一利無しですので、これからの家づくりではいかに結露を防ぐかということを忘れてはなりません。
これらの問題を解決する鍵が断熱です。
ニワホームはHEAT20(一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)が定めた断熱性能推奨水準であるHEAT20 G1(UA値0.56以下)またはG2グレード(UA値0.46以下)に準拠。断熱性能が高いので冬場でも熱が外に逃げず、部屋と部屋の温度差があまり生じません。
また、熱損失を少なくするには隙間の少ない高気密の家にすることが必要です。ニワホームはC値1.0以下となるよう気密施工を行い、目標が達成されていることを確認するために全棟気密測定を実施します。
加えて、新型コロナウイルスの家庭内感染を防ぐのに重要となるのが換気です。ニワホームがつくる高気密の家は換気をコントロールしやすいので、24時間換気システムがしっかり機能。室内の空気環境をクリーンに保つことができます。
健康被害につながる寒さや結露を解決する鍵が断熱
HEAT20推奨グレードによるメリット
- 暖冷房費が安くなる
- 小さい容量のエアコンでもOK
- 室内の温度のむらが小さい
- カビや結露が発生しにくい
- 朝の台所仕事も楽になる
- 暖房温度を低めに設定しても暖かく快適になる
- 冷暖房を高く設定しても涼しく快適になる
- 廊下なども寒くならない
- お風呂場も室温が低下しない
ご家族のライフスタイルにフィットする間取りのプランニング
暮らしやすい生活動線+適量適所の収納
生活動線(家事動線・来客動線・通勤動線・衛生動線の4つがあると言われています)や収納の使い勝手が悪い家に住むと確実にQOL(生活の質)が下がります。「何を大げさな」と思われるかもしれませんが、本当です。
具体例を挙げましょう。キッチンのレイアウトが悪かったり、キッチンと洗面脱衣室の距離が離れていたり、物干しスペースが2階のバルコニーだったり、衣類の収納が各個室にしかなかったりする家に共働きの夫婦が入居したら、家事負担が(特に奥様に)大きくのしかかることになります。
さらにその夫婦に小さな子どもがいて、リビングまわりに細々としたものを片付ける収納がない・もしくは不十分だったらどうでしょうか。日々大きなストレスを抱えて暮らすことになるのは容易に想像できるはずです。するとイライラが募って子どもに当たったり、夫婦仲が悪くなったりするかもしれません。
他にもいろんなケースが考えられますが、とにかく非効率な間取りの家にストレスを溜めながら住んでいると「楽しい暮らし」など叶わなくなってしまいます。
それを防ぐために、ニワホームでは間取りのプランニングに当たってお客様の生活サイクルや休日の過ごし方、好きな趣味やスポーツ、新居で叶えたいことなど、ライフスタイル全般について入念なヒアリングを行います。その上で、お客様のご家族の一員になったつもりで、暮らしやすい生活動線と適量適所の収納を備えた、ご家族にジャストフィットの間取りをプランします。
住む人が呼吸し肌が直に触れる室内の仕上げ材選び
自然素材で気持ちいい空気環境を実現
家づくりに使う建材は大まかに自然素材と新建材の2つに分かれます。どちらが良くてどちらが悪いということではなく、それぞれ得意分野があり、役割分担があります。ニワホームの家づくりでも自然素材と新建材の双方を、それぞれの特性に応じて適材適所で使い分けています。
しかし、住む人が呼吸し肌が直に触れる室内の仕上げ面(床・壁・天井)については、なるべく自然素材を使うようこだわっています。まず、床はパイン材の無垢フローリング。柔らかい素材で調湿性があり、素足で歩くと合板フローリングと違って夏場はベタベタせず、冬場はヒヤッとすることがほとんどありません(じんわり温かさすら感じます)。加えて自然塗料で塗装してあるので静電気が少なく、表面にホコリが溜まりづらくなります。ホコリはダニのすみかなので、ホコリが少なければ少ないほど健康的で快適な暮らしができるようになります。
また、壁と天井は珪藻土壁紙を使います。珪藻土とは藻の一種である珪藻の殻の化石が海底や湖底に沈殿してできた堆積物。無数の細孔構造により調湿性や脱臭性があり、日本でも古くから内外壁の塗り材として使われてきました。中でも調湿性は半永久的に持続。空気中の湿度が上がると湿気を吸収、湿度が下がると湿気を放出してくれるので、ジメジメする梅雨時も快適に過ごすことができますし、カビが発生する条件を減らすことにも繋がります。
このように自然素材は気持ちいい空気環境を実現するためになくてはならないものです。年月を経る毎に味わいを増していき、メンテナンスを加えながら長く使い続けることができるのも長所ですので、「世界に一つだけの私の家」を愛おしく思う心が育まれていくことでしょう。