社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2026.07.30

高断熱の家も停電したら灼熱地獄に

週初めの雨で
気温が下がったのも束の間、
また35度超の猛暑が戻ってきました。
 
いくら暑くなっても
エアコンの効く室内に退避できる我々は
いかに恵まれているかを実感します。
 
こんな時期に大地震を起こして
被災地の方から電気も水道も
取り上げた神様は
なんと理不尽なのでしょう。
 
被災地の様子を報せる
テレビのニュースを観ていると
 
自宅への被害は軽微なのに
停電中で暑くていられないので
車中泊をしている方がいらっしゃいます。
 


 
大枚はたいて建てた家なのに
肝心な時に役に立たないのは
ちょっと残念ですよね。
 
これ、暑いから仕方がないって
みんな思い込んでるんじゃないかと
推察するのですが…
 
単に家が冷房に頼らずとも
夏の暑さを凌げるように
作られていないから、
とも考えられるんですよ。

 
「え?
だって最近の家って
断熱材入ってるじゃん?」
 
って疑問に思う方が
いらっしゃると思いますが
 
断熱材は「熱を断つ」わけではなく
「伝わる熱の伝搬速度を遅くする」
ためのもの。

 
熱は必ず、
そのエネルギーの高いところから
より低いところに伝搬しようとします。
 
例えば冬の場合
寒気が外から室内へ入ってくるから
寒くなるというのは間違いで
 
室内の暖気が外へ逃げていくから
寒くなるという理解が正解。
 
なので冬の寒さ対策として
断熱材で家を隙間なく覆って
 
暖房で温められた空気を
外に逃がさないようにするのは
理に適っています。
 
では、夏の場合はどうかと言うと
エアコンで室内の空気を冷やすと
35度や40度という外の熱気が
気温の低い室内に進入しようとするので
 
室内を涼しく保つためには
エアコンを連続運転するのが必須となり
 
止めると外の熱気が
断熱材から室内に向かって放出されて
じきに灼熱地獄となってしまうわけです。
 

 

要するに夏における断熱材は
エアコンで冷房し続ける前提で
外の熱気を室内に侵入するのを
押しとどめるのに効果はあるければ
 
冷房がなくなれば
外の熱気を防ぐ効果はなく
逆に熱気を溜め込んでしまう
ということです。

 
衣服に置き換えてみると
分かりやすいのですが
 
夏場に暑さを凌ぐのに
ダウンジャケットを着る人なんて
誰もいませんよね。
 
決して断熱材をdisっているのではなく
エアコンなしで夏の暑さを防ぐのには
向かないってことを言いたいだけです。
 
じゃあどうすればいいか?
ってことなんですが
 
外壁の表面で熱気≒日射が
室内に侵入するのを防ぐこと
 
即ち遮熱が効果的だということです。
 

※画像出典 : サーモバリアのWebサイト
 
 
例えば屋根裏全面に
遮断熱シート(SDN-SHEET)が張られた。
こちらの酪農舎。
 

 
エアコンを付けられないこうした施設で
暑熱対策として用いられているのを見れば
効果のほどをご理解いただけるのでは
ないかと思います。
 
 
ということで
停電でエアコンが使えない時はもちろん
 
エアコンが使える時でもより省電力で
快適な温熱環境を実現できるのが
遮熱の魅力です。
 
屋根全面とか外壁全面までできれば
効果は最大になりますが
 
そこまでお金はかけられない
ということなら
窓だけの遮熱も効果的なので
 
「ウチには無理」と諦めずに
どうぞお気軽にご相談くださいね。
 
それではまた明日!