2024.12.30
もしもう一度家を建てるなら(その2)
もしもう一度家を建てるなら。
なかなか難しい質問です。
なぜなら、家を建てた時と
同じ状況には絶対にならないから。
年齢も違えば家族構成も違う。
社会情勢も大きく違うし
個人的な経済力も違う。
そもそも住宅のスペックが
段違いで上がっているし
デザイン・間取り・設備の
トレンドだって変わっている。
なので質問の前提条件を
もう少し絞った方が良いですね。
30代半ばに戻れるとしたら
どんな家を建てたいか?
これなら答えられそうです。
後から売りやすい立地の土地、
売りやすい仕様の家にします。
私は本家の長男で
家業を継ぐ立場にあったので
両親の側で暮らす前提で
実家の敷地内の母屋の横に
離れとして家を建てたのですが
それは少しもったいなかったなと
思ってるんですよ。
そうではなく、
まずは実家の近くの別の土地に
家を建てておいて
両親が亡くなった後
実家に移る必要が生じた時に
それまで住んでいた家を売って
現金化できるようにしておいた方が
無駄がなかったということです。
まあ、母屋と離れで
分かれているとは言え
両親のすぐ側で暮らせたことで
我が家の子育ては大変助けられたので
失敗したなんて言いませんが
ライフプランの観点からは
もう少し別の選択肢を考えても
良かったのかなとは思います。
売りやすい仕様の家ということなら
マンションも選択肢だったかもしれません。
注文住宅を売っといて
そんなこと言うのかと
呆れられそうですが
一戸建てよりもマンションの方が
断然売りやすいですよ。
特に日本の木造住宅は
入居後あっという間に価値が下がり
20年も経てば
二束三文になってしまうのが
これまでの常でしたからね。
だから一戸建てにこだわるなら
できるだけ長期にわたって
価値が下がらないよう
長期優良住宅の認定か
設計・建設住宅性能評価を
絶対に取得します。
住んでいる間はお金がかかるばかりで
お金を産むことは基本的にありません。
まあ、家賃の代わりに住宅ローンを
払っているような感じなので
損しているということはないのですが
何かの理由で手放す時に
現金化しやすいようにしておくのは
意味があるんじゃないかと思います。
おっと、気の向くまま書いてたら
900字を超えていました。
まだまだ書きたいことはありますが
今日のところはこの辺で…
イラストはChatGPTで描いた
「30代・子育て世帯にとっての
理想の一戸建て住宅」
です。
いったい何やこれは…
それではまた明日!