社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.12.31

もしもう一度家を建てるなら(その3)

昨日は注文住宅を生業とする
工務店社長のブログとして
あらぬ方向へ行ってしまったので
 
2024年最終日の今日は
もうちょっと「らしい締め方」を
したいと思います。
 
 
もしもう一度
30代半ばに戻れるとしたら
どんな家を建てたいか?
 

まず、家事動線をなるべく
短くしたいですね。

 
今住んでいる家は
料理するキッチンと洗濯する脱衣室が
ほぼ対角でとにかく遠いのです。
 
遠いとどうなるかというと
 
家事をする人の
移動距離が長くなるので
その分時間も労力もかかります。
 
ウチの妻は専業主婦だったので
我慢できたところはありますが
 

これが仕事も家庭も忙しい
共稼ぎ世帯だったら
 
家事へのストレスは相当大きく
なるのは間違いありません。

 
だからキッチンと脱衣室、
そして洗濯物を干す場所は
なるべく近くに配置して
 
移動のための動線を
なるべく短くしてあげたいです。
 

次に、収納です。

 
一昨日のブログに書いたとおり
私と妻はどんどん物が増えて
片付けができない夫婦です。
 
だからとにかく
 
収納がたくさん欲しい!
そして収納にはすべて扉が欲しい!
 
と要望を出して
そのとおりに作ってもらいましたが
これが失敗だったんですよ。
 
なぜか。
 
たくさん作った収納に
持ち物をどんどん押し込んでいくと
部屋の中は一旦片付くのですが
 
どこに何をしまったか忘れたり
 
収納の中にあることを忘れて
同じ物を買ってしまったり
 
たくさんあったはずの収納が
すべて持ち物で埋め尽くされて
部屋の中に物が溢れ出したり
 
そんな感じで
ろくなことがありません。
 

要するに目的も計画性もなく
ただ収納の量だけ増やしたって
家の中は片付かないということです。

 
だから今なら家を建てる前に
新しい家でどんな風に生活するか
明確にイメージして計画を立てて

  • 生活動線上に
  • しまいやすく取り出しやすい収納を
  • しまいたい物の種類・用途に応じて
  • 多すぎず少なすぎず適量だけつくる

というように進めたいです。
 
 
で、そもそもなぜこんな
失敗が起こったかというと
 

新しい家でどう暮らしたいか
 
これから先の人生を
どう生きていきたいか
 
妻としっかり向き合って
話し合わなかったから
なんですよね。

 
人間、近くにいる人ほど
何を考えているのか知らない
なんてことはざらにあって
 
夫婦が以心伝心で
「言わなくても分かる」なんてのは
とんだ思い違いなんですよ。
 
なんだか取り留めのない
話になってきたので
この辺で終わりにしますが
 
「どんな家を建てたいか?」
を考える前に
 

「何のために家を建てるのか?」
「この先どんな風に生きたいか?」
をについて
 
ご夫婦・ご家族で話し合って
明確にしておいてくださいと
声を大にして言いたいです。

 

 
 
あかん、グダグダになってしまった…
 
 
こんな締まらない内容ですが
2024年の私のブログはこれで最後です。
 
4月2日から274日間にわたって
書き続けてまいりましたが
少しは皆様のお役に立てたでしょうか?
 
来年はさらに内容を充実させて
「読んで良かった」と言っていただける
ブログを目指してまいりますので
 
引き続きご愛顧を賜りますよう
よろしくお願いいたします。
 
それではまた明日!