2024.12.7
親の代の「負債」を子に遺してはいけません
親や先祖が遺してくれたものは
基本的にありがたく
受け取るべきなのですが
中には
「もらって大変苦労した」
というものがあったりします。
先日参加した
リボーンアワード2024で聞いた
登壇者の経験談の中にも
「祖父と父が遺した借金のせいで
エラい目にあった」
というエピソードがありました。
考えるだけでゾッとしますが…
要するに、
資産もあれば負債もある
ということです。
で、負債は分かりやすいですが
資産かどうかの判断は
これがなかなか難しい。
遺す側である親は
資産だと思っていたとしても
遺される側である子にとっては
負債でしかないということが
往々にしてあるからです
例えば立派な庭。
岩倉を含む尾張北部の
もともと農家だったお宅で
よく見かけますが
- 大きな庭石がゴロゴロ
- 松を筆頭に庭木がいっぱい
- なんなら池や枯池も
って感じの壮大な有り様に
目眩がしそうになります。
これ、
遺されてありがたがる子は
まずいないと思いますよ。
作った当人は
「これはどこそこから持ってきた
とても価値のある石だ」
とさぞ自慢だった
ことでしょうけど
価値もへったくれもなくて
単なる産業廃棄物です。
で、撤去するのに
重機で吊り上げられる大きさなら
まだ救いがありますが
デカすぎてそれが無理なら
機械を使って破砕してから
搬出する必要があり
呼びたくなる代物です
遺される子としては
「親が生きてるうちに処分してほしい」
と思っているに違いありませんが
まだ親御さんが元気で
庭に愛着を持ってたりすると
なかなか言い出せませんし
言ったことで
関係が悪くなることもあるので
なかなか難しい問題なんです。
こんな具合に、
遺されて困るのは
立派な庭以外にも
- 住まなくなった離れとか
- 使わなくなった納屋とか
- 耕作しなくなった農地とか
いろいろありますね。
重荷・足枷となって
子の人生の可能性を
摘んでしまうようなことは
親としても避けたいはずです。
なので可能な限り
親が元気なうちに決断して
親の代で始末するということを
ご検討いただければと思います。
イラストはChatGPTで描いた
「親から相続した
豪邸の処分に困り果て
屋敷の前で跪き天を仰ぐ
50代の日本人の夫婦」
です。
身につまされるわ
それではまた明日!