社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.04.8

実家があなたの負債になる

昨日の続きです。
 
家を買う時に
ろくにリスクを評価せず決断したせいで
あとで大変な目に遭うことがありますよ、
例えば離婚とか…
という話をしました。
 
でも、大変な目というのは
それだけではありません。
 

もう一つ、実家問題があります。

 
実家には両親が住んでいて
同居はできない・するつもりはない。
だから自分達は別の場所に自分達の家を、
というのはごく自然な成り行きです。
 
しかし、
先々両親が亡くなった後
空き家になった実家をどうするのか、
ろくに話し合わず考えもせず…

 
「まあその時はその時」
「なんとかなるでしょう」という感じで
家を買ってしまうと、
後で仇になることがよくあります。

 
その一つの事例として、
タレント・松本明子さんの
実家じまいの体験談を紹介しましょう。
 

※画像をクリックするとamazon.co.jpのページへ移動
 
香川県高松市出身の松本さんは
16歳で上京しタレントとして成功。
27歳で両親を東京に呼び寄せると
高松の実家は空き家状態に。
 
その時点で処分する道もありましたが、
お父さんが亡くなる前に言った

「明子、実家を頼む」

という言葉を真に受けた結果…
 
以後25年にわたって
誰もいない実家の維持管理のために
東京と高松を度々行き来。
 
行き来にかかる交通費、
維持管理の外注費、
水道光熱費、
固定資産税、
火災保険料、
そして2回のリフォーム費用などなど…
 

かかった費用は
な、な、なんと累計1,800万円超😱😱😱
 
…気が遠くなるような金額です😵‍💫😵‍💫😵‍💫

 

 
そんな松本さんも
50歳を過ぎてからようやく
こんなことは続けられない
と考えるように。
 
夫や義母が
「もう手放してもいいのでは?」
と言ってくれたことも後押しとなって
実家を手放す決意ができたとのことです。
 
なぜ松本さんは
実家を維持し処分するために
1,800万円もの費用を
払わなければならなかったのでしょうか。
 

それはズバリ「話し合いの不足」です。

 

 
両親が亡くなった後に
主のいなくなる実家をどうするのか、
両親が元気なうちにちゃんと話し合って
方針を決めておくべきだった。
 
それをしていなかったがために
「明子、実家を頼む」
という言葉の真意を測りかね、
処分する決断ができないまま
25年の歳月と1,800万円の費用を
無駄にしてしまった訳です。
 
もったいないですよね。
 
確かに「両親の死後」「実家を処分」
という話題で親子で話し合うのは
容易にできることではないし、
できれば避けたいという気持ちも分かります。

 
しかし、だからと言って先送りしていると
大きな負債となってのしかかってくる、
ということをこの事例は教えてくれています。

 
だからお願いです。
これから家を買おうとしているあなた、
勇気を出して、腹を括って、
家族の幸せを守るための親子の話し合いに
臨んでくださいね。
 
それではまた明日!