2025.11.9
ハウスメーカーの家づくりに潜む罠
リフォームの仕事をしていると
ハウスメーカーの家に住んでいる方から
相談を受けることが度々あります。
建てた会社にずっと
メンテナンスを頼める関係でいられたら
安心には違いないのですが
それも先立つものがあってのこと。
メンテナンスに迫られてから
思っていたよりも高額な費用が
かかることが分かってくると
「この会社で建てるんじゃなかった」
という後悔の念が次第に大きくなります。
それは具体的に
どんなタイミングで
やって来るかというと…
一つは、
大手ハウスメーカーの家は
部位によっては専用部材でしか
直すことができないと分かった時。
一般に流通している部材が
使えないとなると
建てた会社に頼むしかなくなり
競争相手がいなければ
費用が高くなってしまうのは
まあ当然というわけですね。
そしてもう一つは
建物の保証を延長するために
「ちょっとこれは高すぎるのでは?」
と思わず言いたくなるような
高額の修繕工事を進められた時。
工事を断ると保証が切れるという
足元を見られたような状況なので
心中穏やかでいられないでしょう。

建てる時には
「大手の方が安心だから」と
考えてしまいがちなのですが
その時点で後々のメンテナンスのことを
きちんと認識している人は
なかなかいません。
35年、40年、50年という
気の遠くなるような長期間のローンを組み
生命保険までかけて支払っていくのに
後悔の念の支配されるような
事態になるのはあまりに残念なので
自分の選択が後々
どんな事態を引き起こすのか
よくよく考えて依頼先を決めるよう
留意していただければと思います。
それではまた明日!


