2025.08.15
80回目の終戦記念日に寄せて
今日は80回目の終戦記念日でした。
ただただ平和を願うべき
厳粛な日だというのに
右界隈と左界隈それそれで
口汚く喚いている人たちがいますが
全国戦没者追悼式での
石破茂首相の式辞は
実に謙虚で、慎み深くて、
しかしちゃんと未来を見据えていて
素晴らしい内容だったと思いますね。
石破総理の式辞
全国戦没者追悼式 pic.twitter.com/T2FvGsdb4b— 篠原裕明 (@shino7878shino) August 15, 2025
そして天皇陛下のお言葉。
同じように「反省」という言葉が
しっかり折り込まれていて
一国民として心から
共感することができました。
【全文】「全国戦没者追悼式」天皇陛下のおことばhttps://t.co/ucMrf1hizT
■天皇陛下おことば
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。… pic.twitter.com/cxNAySrm0U— ライブドアニュース (@livedoornews) August 15, 2025
ともすればこの局面で
「反省」という言葉を遣うのは
未だに国民に罪の意識を強いるような
マイナスのイメージを持たれがちですが
私は全然、
そんな風には思いませんね。
むしろ石破首相が言うように
私は反省の上に教訓があるというふうに思っております。反省があって教訓があると。いきなり教訓があるわけではない。ある意味で一体のものと申し上げてもよろしいかと思います
と捉えることが必要であり
過去から決して目を背けず
正しく反省して教訓を得て
その上で目指すべき未来を
見据えていくべきではないでしょうか。
某党の代表が
歴史となった戦争を振り返るのは、本来歴史家の仕事です。
との声明を出したのを
見かけましたが
それは非常に無責任な思想です。
極端な例えですが
もしドイツ人がアウシュビッツのことを
気にも留めなくなってしまったら
世界は恐怖を感じるのではないでしょうか。
少なくとも私はそう思いますので…
先の大戦でお亡くなりになった
300万余りの同胞の方々のご冥福を
心からお祈りするとともに
なぜ無謀な開戦に突き進むような
同調圧力を生んでしまったのか?
理性的な判断もできたはずなのに
黙殺されてしまったのか?
そのような反省の上に立ち、
何を教訓として弁えるべきなのか?
これからの時代を生きる若い人たちに
何を伝えていくべきなのか?
そして日本をどういう国に
することを目指していきたいのか?
心静かに、しかし真剣に、
一国民、一人の大人の責務として
考え続けていきたいです。
それではまた明日!