2025.08.12
災害はあなたの都合を一切考えない
多いのではないかと思いますが
私共ニワホームも遅ればせながら
明日・8/13(水)から17(日)まで
5日間のお休みをいただきます。
お家の工事をご用命の方には
しばらくご不自由をおかけしますが
お休み中も電話・公式LINEなどで
コンタクトを取ることが可能なので
急を要するトラブル対応がありましたら
遠慮なくご連絡いただければと存じます。
さて、九州から西日本にかけて
猛威をふるった線状降水帯のせいで
思わぬところで思わぬ被害が
発生してしまいました。
【速報】京都・貴船の料理旅館で川床が崩壊、男女6人が転落 2人搬送 https://t.co/CK8gXxoQ99
— 京都新聞 (@kyoto_np) August 12, 2025
川床が崩れて客が川に流されるとか
考えもしなかったことですが
10日の降り始めから11日午後3時までの
雨量が157ミリに上ったそうですから
川床の骨組みに何らかのダメージが
あったとしても不思議ではありません。
この川床、どういう基準で
設置が許可されているのか
調べてみたら
今回事故のあった貴船ではなく
鴨川納涼床の方ではありますが
京都府の公式見解が見つかりました。
「鴨川納涼床」は、河川法に係る許可工作物です。
河川敷での工作物の設置は、河川法における許可を受ける必要があり、許可する場合は、洪水を安全に流下させるという河川本来の機能を確保するため、やむを得ないものに限り許可することとしております。
鴨川納涼床と貴船の川床では
形状がかなり異なりますが…
同様に何らかの審査基準があり
それに準じて各店が川床を組み立て
行政の検査を受けた上で使用している
ものと思われます。
それにも関わらず事故が起きたのは
不運だったと言えるでしょうけど
客間として使用することを考えれば
念には念を入れて点検を行い
安全が確認できるまでは
使用を停止するくらいのことは
した方が良かったのかもしれません。
しかしお盆前のかき入れ時ですから
なかなかそういう判断をするのは
難しかったんですかね…
貴船の川床が流された件
事故のあったお店に偶然昨日行ってたんだが昨今見ない水量だった
これからは異常気象も考慮しないといけない時代に
ともかく大事故にならないでよかった#貴船 #川床 pic.twitter.com/v3mGTnzyAT— 盤くん【有限会社芳村電機製作所】公式アカウント (@bankun0) August 12, 2025
さて、愛知県は今回も
線状降水帯による冠水の被害を免れ
40年前から来る来ると言われている
東海地震・南海トラフ地震は
いつまで経っても来ませんので
この地域にお住まいの方には
「自分たちは大丈夫」という
根拠のない安心感が
生じているように感じられます。
大雨や大地震に見舞われたら
人も家も無事では済まない可能性が
かなり高いでしょうから
いざという時に家族の命を
ちゃんと守ることができるよう
お家の点検や耐震診断を受けて
その結果必要であると判断されたら
然るべきメンテナンスや改修を
施すことを強くお勧めします。
能登半島地震では死因の8割が家屋倒壊です。
どんな備えより、まずは耐震診断・改修の推進なんです!家が倒れたら避難ができません。通行人や隣家・隣人を巻き込むことも。
倒れた家で道路をふさぐと、避難も妨げますし救助もできなくなります。
決して個人だけの問題ではありません。 https://t.co/bn3YDMzE60 pic.twitter.com/Ai5hHeFwWE— 地盤災害ドクター横山芳春@住宅の災害リスクの専門家 (@jibansaigai) December 16, 2024
それではまた明日!