2025.08.11
住宅建築は水害に耐えられるのか?
線状降水帯による
大雨の被害が拡大しています。
熊本に大雨特別警報 土砂災害など被害も 命が助かる行動をhttps://t.co/nt7hjsy1hL #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) August 11, 2025
特に熊本県内の被害が大きく
テレビから流れてくる映像を見るにつけ
いたたまれない気分になりますが
やはり住宅建築に携わる者としては
最小に食い止めることができるか?
ということを
考えなければなりません。
そこで今回冠水による被害が多発している
熊本市内がどのような場所なのか
「重ねるハザードマップ」で
調べてみることにしました。
【画像引用元】https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/maps/index.html?ll=35.371135,138.735352&z=5&base=pale&vs=c1j0l0u0t0h0z0
洪水・内水に対して
脆弱な土地であることが
一目で分かりますよね。
身近なところと比較すると
2000年の東海豪雨で被害の大きかった
名古屋市西区や清須市と
同等のリスクを抱えたエリアです。
【画像引用元】https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/maps/index.html?ll=35.371135,138.735352&z=5&base=pale&vs=c1j0l0u0t0h0z0
住むことを選んだ場合
建築の力で水害に耐えようとするのは
ほぼ不可能と考えた方が良いです。
他社の宣伝になりますが
一条工務店さんから
「耐水害住宅」という商品が
発売されているので
これから家を建てる方にとっては
有効な選択肢になるとは思いますが
一条工務店さん以外で建てたい方や
既に一戸建てにお住まいの方は
自宅が浸水するかもしれない
という最悪の事態を想定して
しかるべき準備をしておくしかありません。
では、
具体的にどんな準備が必要なのか。
政府広報オンラインによりますと
以下の4点が挙げられています。
- 「水害ハザードマップ」で家や地域の水害リスクを知る
- 避難場所、避難経路を事前に確認する
- 非常時の持ち出し品を事前に準備する
- 家族が離れているときの安全確認の方法を決めておく
そして実際に水害の恐れが生じた時の
避難の注意点としては
- 気象情報や河川情報などに注意する
- 自治体から避難指示等が発令されたら早めに避難
- 避難行動は浸水前に
- 避難時は隣近所に声をかけて集団で行動を
- 車での避難は危険
- 橋や川の近くは危険
以上の6点が特に重要になります。
特別なことは何もなくて
地震・台風を含む災害全般に対する
備えと同じと考えて良いでしょう。
とにかく丸腰のままでいたら
大切な財産も限りある命も
失うことになりかねませんので
正しく恐れ正しく備えて
身を守っていただきたいと思います。
それではまた明日!