2025.08.8
断熱だけでは夏の暑さを凌げません
これはいいものだと思ってたら
実は何の意味もなかったとか
却って悪いものだったということ、
まあまあありますよね。
まず、ぱっと思い付くのは
ダイエットコーラ(コカ・コーラゼロ)。
【画像引用元】https://www.coca-cola.com/jp/ja/brands/coca-cola/products
トランプさんが大好きで
1日に12本も飲むと言われていますね。
人工甘味料使用でカロリーゼロ。
たしかにそれだけを見れば
ダイエットに役立ちそうなのですが
- 体重増加の可能性(食欲を増進)
- 依存症の可能性(より甘いものを求めるように)
- 健康リスクの可能性(脳卒中や認知症との関連)
があることが指摘されています。
食生活を変えずに甘味料を置き換えるだけで
都合良く痩せられる・健康になれると思ったら
そうは問屋が卸さないってことなんでしょう。
もう一つ。
猛暑が続く真夏の毎日、
水分補給はスポーツドリンクで、
塩分補給は塩飴でという方が
少なからずいると思いますが
それがどういう状況の時に
必要なものなのか
本当にお分かりでしょうか?
熱中症予防に「涼しい部屋」にいた上で、「塩飴舐めていました」「ポカリ飲んでいました」「梅干しずっと食べていました」って人が血圧も血糖値もガン上がりでやってくる夏の風物詩。
もう、涼しい部屋にいたら他何か食べる必要ないって事、毎日テレビで流してくれ。
— 筋肉博士💪Takafumi Osaka (@muscle_penguin_) August 6, 2025
超ざっくり言うと
運動したり肉体労働したりして
体力を消耗し大量に発汗した人であれば
それを素早く手軽に補うために
スポドリや塩飴は有効なものですが
それ以外の人、
特に室内で安静にしている人には
熱中症の予防効果などありませんし
塩分の取り過ぎで血圧が上がるので
却って害にしかならないのです。
加えて言うなら経口補水液。
スポドリの上位互換みたいなイメージを
お持ちの方が多いのではないかと思いますが
これも熱中症の予防用ではありませんし
スポドリとは用途がまったく異なります。
こういった事態を避けるためにも、「いつ、なにを飲むか」を知っておくことは重要じゃ
涼しい場所にいて食事が取れていれば、水かお茶でOKじゃ https://t.co/YiB2Ih0ufV pic.twitter.com/j37p4FRCrp
— 小児科医のおじい (@nobu_pediatric) August 6, 2025
正しい状況・正しい用途で使って初めて
意味があるものばかりですので
そのためには正しい知識が必要です。
断熱すれば暑さが防げると
何となく思ってしまう人が
多いのではないかと思いますが
断熱しただけだと
夏にダウンジャケットを着て
出掛けるようなもので
日射で熱せられた室内に
熱がこもってサウナ状態になり
快適とは程遠い灼熱地獄になります。
意味のあるものにするには
気密、日射遮蔽、そして空調が
正しく設計・施工されて
備わっていなければなりません。
あはははは!あの人、エアコン1台で家丸ごと冷房&除湿するなんて無理無理って言っているよ。断熱・気密、日射遮蔽、空調計画をちゃんとすれば普通にできるのにね!うちなんて、どの部屋も快適よ。私達は工務店任せだったから何もしていないけどね。あはははは! pic.twitter.com/Te5zdCGCqc
— りんごハウス@G2・耐震等級3 (@RingoHouse10) July 24, 2024
いくら断熱等級6だ7だと謳っても
この原則を理解していないと
残念な家になってしまいますので
依頼先のハウスメーカーや工務店が
その点で大丈夫なのかどうか
しっかり見極めていただきたいと思います。
それではまた明日!