2025.07.27
間違いだらけの照明の光の色選び
それほど専門的な知識が
あるわけではないので
あくまで業界歴が長い人間の
独断と偏見として語るのですが
日本人って昼白色を
過剰にありがたがるよなあって
思っちゃうんですよね。
一般に照明器具の光って
- 電球色
- 温白色
- 昼白色
- 昼光色
の4つに分類されまして
オレンジがかった
温かい光色の電球色は
リビングや寝室など、
くつろいでリラックスする場所に
落ち着きのある
明るい光色の温白色は
リビングやダイニングでの団らんなど
様々な場所・シーンに
生き生きとした
自然な光色の昼白色は
調理をするキッチンやダイニング、
メイクをする洗面などに
青みがかった
さわやかな光色の昼光色は
勉強部屋やリビングなど
勉強、仕事、読書をする場所に
それぞれ適していると
言われています。
【画像引用元はこちら】
このうち昼光色の照明器具は
商品数があまり多くなくて
メジャーなのが電球色と昼白色。
温白色は両者の中間色として
少しずつ存在感を増している
という感じになっています。
ここでみなさんのお宅が
どうなっているかを
思い出してほしいのですが
ほとんどの居室が昼白色で
電球色は廊下とトイレくらいでは
ないでしょうか。
で、その選択に意図がある
という方はほぼいなくて
「前がそうだったから」
という風に思考停止してるんじゃ
ないでしょうか。
確かに昼白色の光は明るいので
アクティブな活動に適しているのは
間違いないんでしょうけど
でも外から見た時に
昼光色の光ってどうにも安っぽくて
建物の格を下げているように
(私には)感じられます。
見た目までこだわりたいのであれば
家中の照明器具の光は
電球色一択で良いと断言できます。
建築家と言われる方や
デザインにこだわっている工務店の
夜撮影した施工事例を見てみると
部屋から漏れている光は
例外なく電球色であることに
気付くはずです。
「でもやっぱり明るさが心配」
という方、きっといますよね。
でも大丈夫です。
今は「調色」といって
リモコンで好きな色に変えられる
機能の付いた照明器具があるので
ここぞという場所にだけ
そういう便利なものを使って
見た目も機能もバッチリな
ライティングに仕上げて
いただければと思います。
それではまた明日!