2025.07.17
住まいに雨漏りが生じる3つの原因
今週初めの台風5号から
ずっと雨が降り続いてますね。
 
建設業の会社を経営する私としては
現場が進まないのが頭痛のタネですが
 
世の中の大多数の方にとっては
洗濯物を外で干せないのが
ストレスになっていることと思います。
 
でもまあ最近は
晴れでも雨でも室内干し
という方が増えていますし
 
ドラム式洗濯乾燥機や
「乾太くん」をお使いのお宅が
どんどん増えていますので
 
その辺りの常識も
だいぶ変わってきているのかも
しれません。
 

【画像引用元】https://rinnai.jp/lp/kanta_support/
 
 
さて、
今週降り続いた雨は
ちょっとやそっとの量ではなく
 
Yahoo!防災情報から
 
「強い雨」
「激しい雨」
「非常に激しい雨」
「猛烈な雨」
 
という通知が
一日に何度も届きました。
 
で、さすがにこれだけ強い雨だと
 
「雨漏りしたから見に来て!」
 
というSOSが増えますね。
 
経路を特定するのに物凄く
手間と時間がかかったりします。
 
もちろんすぐに
特定できる場合もあるんですが
 
分からない時は
ホントに分からなくて
 
ここではないか?
と当たりをつけて
対策工事をして様子を見て
 
強い雨が降ってまた漏れたら
再度検証して別の対策をする
 
みたいなことがしばしば起こります。
 

 
こうなってしまう原因は
- 設計上の問題
 - 施工上の問題
 - 経年劣化
 
このいずれかですね。
 
③はまあ仕方がないかと
納得できるものですが
 
②は新築時の施工品質に起因するので
クレームになることが多いです。
 
で、やっかいなのが①で
デザイン優先の住宅に多いんですが
 
見た目を気にするあまり
雨仕舞いを軽視した収まりになり
それが後々雨漏りの原因に
なったりします。
 
もっとも、現在建てられている家は
住宅瑕疵担保履行法で守られていて
 
引渡後10年以内に発生した雨漏りは
住宅かし保険によって補償されます。
 
設計や施工に問題があることが
疑われたとしても
補償の対象にはならないので
お施主様としてはたまりません。
 

 
そうならないために大切なのは
雨仕舞いをしっかり考えた設計と
雨漏り防止に配慮した施工。
 
それは明確にその家を施工する
住宅会社の技術力です。
 
それを素人のお施主様が
見分けるのはとても難しいのですが
 
ニワホーム設計施工の注文住宅のうち
21世紀に入ってからのお宅で
雨漏りが発生した事例はゼロなので
 
その点を踏まえた上で
依頼先選びを進めていただければ
幸いに存じます。
 
それではまた明日!

            
