2024.11.30
子育てグリーン住宅支援事業は何が違うのか?(リフォーム編)
現在実施中の
子育てエコホーム支援事業
の後継事業として
創設されることが決まった
子育てグリーン住宅支援事業。
昨日はこのうち新築について
ざっくり解説しましたが
今日はその続編ということで
リフォームについて
解説したいと思います。
対象となるリフォーム工事は
基本的にそのままですが
補助要件が大きく変わったことに
注目する必要がありますね。
まず、子育てエコホーム支援事業は
こんな感じでした。

次に、子育てグリーン住宅支援事業は
こんな感じになります。

要点は、
住宅の省エネ改修として
①開口部の断熱改修
②躯体の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
のいずれか1種が必須で
上限20万円/戸だったのに対し
(子育て世帯等は上限30万円/戸)
最低2種が必須で上限40万円/戸
3種全部施工すると
上限60万円/戸に跳ね上がる
ということですね。
ちなみに、
現段階で明らかになっている
情報を見る限りでは
・子育て世帯・若者夫婦世帯
・既存住宅購入
・長期優良リフォーム
という要件を満たした際に
上限額が跳ね上がる優遇措置は
なくなっているようです。
それから、
①開口部の断熱改修と
②躯体の断熱改修については
子育てエコホーム支援事業では
省エネ基準レベルを満たしていれば
補助対象となりましたが
ZEHレベルに引き上げられていることにも
留意しておいた方が良さそうです。
つまり、
引き上げられたので
工事費は高くなってしまうけれど
その分もらえる補助金の額は
増やしましたよ。
対象も広げましたよ。
こういうことですね。

以上、既に判明している事実をもとに
制度の概要を説明してまいりましたが
お分かりいただけたでしょうか?
住まいの性能向上に繋がる
リフォームやリノベーションを
したいとお望みでしたら
来年は今年以上に
恵まれた環境となりますので
ぜひこの願ってもないチャンスを
モノにしていただければと思います。
それではまた明日!


