2025.07.12
寒い家で暮らすと人生の質が下がる
昨日はぎふの木ネット協議会主催の
特別フォーラムに参加してきました。
ぎふの木ネット協議会は
建材商社のヤマガタヤ産業さんが
中心となって設立した
岐阜県産材を使った
家づくりに関して活動をする
230以上の様々な業種の企業・
行政・学術機関で構成される団体。
年に一回この時期に
建築・住宅分野の著名人を招いて
フォーラムを開催しています。
今年の講師は
慶應義塾大学名誉教授の
伊香賀俊治先生。
住宅と住民のウェルネスの関係などから
建築デザインの科学的根拠を得るための
様々な研究を行っている方です。
いろいろと面白い研究結果を
紹介してくださったので
今日はいくつかかいつまんで
みなさんに紹介したいと思います。
【出展】伊香賀俊治先生の講演用資料
●高齢者ほど女性ほど
低室温による血圧上昇が大きい
高齢の両親や愛する奥様を
寒い家に住ませちゃいけないと
科学的に証明されてるわけですね。
●室温18℃未満で
血中脂質が基準値を超える人、
心電図異常所見が有意に多い
寒い家は循環器系に悪影響を及ぼす
と考えて差し支えなさそうです。
●居間と脱衣所18℃未満の住宅で
危険入浴者が1.6倍
これは居間と脱衣所が寒いほど
熱い湯に浸かりたくなることが
関係しているようです。
●断熱改修5年後調査で
脂質異常症・夜間頻尿症の発症と
屋内での店頭が有意に低下
断熱改修で家が暖かくなると
コレステロールが下がり頻尿が収まり
しかも家の中で転ばなくなるそうです。
凄すぎる。
●室温18℃以上で
子供(小学生)の風邪・病欠が低下
ってことは断熱改修済みの暖かい家は
子供の生活が整い成績が上がるという
仮説が成り立つかもしれませんね。
●室温18℃以上で
女性の月経前症候群PMSが低下
閉経前の女性なら毎月1回やってくる
月経前の心身の不調が軽減されるって
なかなかの朗報なのではないですか?
【出展】伊香賀俊治先生の講演用資料
これらは先生の発表の
ごくごく一部だったわけですが
多くの問題が解消されて
人生の質が上がることを
みなさんにもお分かりいただけた
のではないかと思います。
何となく幸福感を感じられず
満たされない思いを抱えて
生きているのなら
人生を変える可能性を秘めた
断熱リフォーム/リノベーションに
トライしてみるのも
悪くないかもしれませんよ。
それではまた明日!