社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2025.05.25

その財産、遺されても困ります…

親から相続できる
財産があるというのは
基本的に幸せなことなのですが
 
資産のつもりで相続したら
実は負債だったということなら
ちょっと洒落になりません。

 
借金を残されるような
直接的な負債の他に
例えばこんなケースがあります。
 
築80年超の木造住宅。
敷地内には離れ、納屋、門、
そしてのこぎり屋根の工場もある。
 

 
住んでいるのはご高齢の親御さん。
家の中は使うもの・使わないもの
入り乱れてモノが溢れている。
 
屋敷じゅうとても管理が行き届かず
建物の一部が朽ちていたり
裏庭が草ボーボーだったり…
 
お子さん達はやがて来る相続に備えて
少しずつ不要なモノを処分したり
不要な建物を解体したり
 
およそ近代的ではない
風呂・洗面・トイレを
現代風にリフォームしたり
 
といったことをしたいと
考えているのに
 
ご高齢の親御さんが
 

「屋敷をなぶるのは嫌だ!」

 
というような感じで
何をするにも首を縦に振らず
どうにもならない。
 
結局親御さんがご存命のうちは
建物をどうこうすることはできず
亡くなった後に宿題として残される。
 
岩倉や一宮など
この辺りの農業集落に
昔からお住まいのお宅に
ありがちなことです。
 

 
相続前で土地も建物も
親御さんのものなので
 
そりゃ親御さんの自由だろ
というのはもっともなのですが
 

子供のこと考えて
ちゃんと終活してくれよ

 
と叫びたくなっちゃう
わけですよ。
 
分からない人に
何を言っても
分かってはもらえないので
 
分かる人に話を
聞いてもらいたいのですが
 
同じような境遇の親御さんは
頭も体もしっかりしているうちに
ご家族で腹を割って話し合って
 
どういう風に相続するか
それまでに今の財産をどうするか
 
明確に方針と計画を決めて
ちゃんと終活してください。

 

 
残されて苦しむのは
お子さん達ですので
感謝したくてもできないんですよ。
 
お子さんやお孫さんなど
子孫の方々が
末永く幸せに暮らしていけるよう
 
少なくとも負債になるようなものは
自分の代で処分する覚悟を持って
行動してほしいなと思います。
 
それではまた明日!