社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.12.26

補助金は申請する方もされる方も大変なんですよ

国土交通省・経済産業省・環境省の
3省連携による補助事業
住宅省エネ2024キャンペーン。
 
ニワホームでも
たくさんのお客様の補助金申請を
お手伝いさせていただきました。
 
内訳は

  • 子育てエコホーム支援事業 21件
  • 先進的窓リノベ2024事業 17件
  • 給湯省エネ2024事業 3件

お客様のためですから
喜んでやってますけどね。
 

これ、
めっちゃ面倒臭いんですよ😵‍💫

 
国が税金から予算化した
補助金を交付する訳ですから
 
交付要件を
ちゃんと満たしているか
 
不正に交付を受けようと
していないか
 
厳重にチェックされるからです。
 

実際、提出書類の改ざんによって
登録停止になったリフォーム業者が
複数発生していますからね。

 
 
で、リフォーム工事の場合
どんな書類が必要かというと

  1. 共同事業実施規約
  2. 工事請負契約書
  3. 性能を証明する書類等
  4. 工事写真(工事前/工事後)
  5. 工事発注者の本人確認書類

必須なのはこんなところで
あとは申請内容に応じて
適宜追加される感じです。
 
①②③⑤については
用意できないという事態に
陥ることはないのですが
 
④の工事写真、
特に工事前のものについては
 

撮り忘れてしまったら
元の状態には戻せないので
その時の絶望感は半端ではありません。

 
なので申請時に
「絶対にバレないだろ」と高を括り
他の現場の写真を添付して
 
まんまとバレるという事例は
きっと山ほどあったと思うし
 
結構な大手さんでも
交付決定後にそれが理由で
取り消された事例がありますね。
 

先進的窓リノベ事業、相次ぐ不正 アークホームら2社が登録停止に
 
国が2023年に実施した補助制度「先進的窓リノベ事業」(環境省・経産省主幹、予算1000億円)の事務局は2月14日、交付申請時に不正を行った4社の事業者名を公開した。うちアークホーム(埼玉県さいたま市)ら2社に対しては、事業者としての登録停止処分を課した。

 
で、申請する側が面倒臭いということは
される側はもっと面倒臭いということに
他ならないでしょう。
 
現在実施中の補助事業のうち
窓が対象の先進的窓リノベ2024事業と
給湯器が対象の給湯省エネ2024事業は
 
補助対象が限定的なおかげで
交付決定が降りるまで
比較的スピーディーですが
 

補助対象が多岐に渡る
子育てエコホーム支援事業は
3ヶ月超の審査遅延が発生していて

 
当社にも7月に申請して
未だに審査中のままになっている
案件があります。
 

子育てエコホーム支援事業、3カ月超の審査遅延発生 事務局「システム不具合が原因」
 
省エネ住宅の新築やリフォームへの補助金制度「子育てエコホーム支援事業」(国土交通省主幹・予算2500億円)において、申請をしても審査がなかなか完了しないという事態が起きていることがわかった。

 
補助事業は来年も引き続き
実施されることが決まっていて
 
子育てエコホーム支援事業は
子育てグリーン住宅支援事業と
名前を変えるようですが
 
申請受付を開始するまでの
3ヵ月ほどの間に
 
今年の反省を十分踏まえて
審査プロセスの見直しを行い
 
このような遅延が発生しないよう
対策が施されることを
祈りたいです。
 

でもまあ人手不足の昨今なので
劇的に改善することはないと
思っておいた方が良いのかも…

 
来年この補助金を使っての
新築・リフォームをお考えの方は
 
補助金の交付を受けるには
手間と時間が掛かることを
十二分に承知した上で
 
我慢強くお待ちいただくよう
お願いしたいと思います。
 
 

 
イラストはChatGPTで描いた
 
「大晦日の夜11時過ぎ
補助金申請のタイムリミットが迫る中
オフィスに一人残ってPCに向かい
鉢巻きを巻いて血眼で入力作業に没頭する
40代の男性会社員」
 
です。
涙なしには見られない…
 
それではまた明日!