社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.12.2

昔は大家族だったのに今は老夫婦2人でこの先どうなるの

家づくりには土地柄が
如実に表れます。
 
岩倉市を含む尾張北部には
「ドケチなくせに見栄っ張り」
という傾向がありまして
 

息子が結婚をするに当たって
親が新居を建ててあげる
(もしくは大幅に資金援助)
 
という羽振りの良い親御さんが
まあまあいらっしゃいました。

 
ただし、だいたいそれは
同じ敷地内に離れを建てる場合
に限られていましたね。
 

「いましたね」というのは
最近ではすっかり少なくなった
ということ。

 
今どき子育て世帯の
家1軒を建てようと思うと
3,000万円近く掛かりますし
 
親世帯も自分たちの老後の備えを
心配しなきゃならないので
 
以前のような大盤振る舞いは
できなくなってきています。
 
そんなわけで尾張北部の
もともと農家だったお宅には
 

大きな母屋の南西くらいの位置に
少し小さめの離れが建っていて
 
母屋に親世帯・離れに子世帯が
住んでいるというケースが
結構あります。

 
何を隠そう、
我が家がそれなんですよ(笑)
 
昔のように
 
長男が跡を取るのが当たり前
親と同居して当たり前
代々住み継いでいって当たり前
 
であるならば
それで良かったんでしょうけど
 
まあ時代が変われば
人の意識も変わりますよね。
 

長男が跡を取るのは
当たり前じゃないし
 
親と同居するのは
当たり前じゃないし
 
代々住み継ぐのが
当たり前じゃなくなってます。

 
だいたい今どきの若い女性が
交際している相手が長男で
将来親と同居する前提なんて言ったら
 
「そんなのご免だわ」と
三行半を突き付けられるに
決まっています。
 
そんなわけで
大きな母屋と少し小さな離れ
というお屋敷には
 
子世帯が子育て期の時には
親世帯2人+子世帯5人とかの
大家族になりますが
 

数十年の時が流れて
やがてご両親が順番に亡くなり
子供達が順番に出て行って
 
やがて広大な屋敷に
(かつて子世帯だった)老夫婦が
2人きりという事態に陥ります。

 
庭はだだっ広いし
住居は無駄に2棟あるし
子供が帰ってくる見込みはないし
 
まあまあ途方に暮れると
思うんですよね。
 
実際、私たち夫婦が
そんな状況になろうと
していますので…
 
そんなわけで今日は
まとまりのない文章に
なってしまいましたが
 

家を建てるというのは
自分たちの問題だけでなく
 
一族郎党の運命を巻き込む
一大事になりかねないということを
 
頭の片隅において
計画を練ってほしいと
思うんですよね。

 
この先の人生何が起こるか
分かりませんので
 
いざという時に
できるだけ家屋敷に縛られず
身軽に動けるためのオプションを
 
考えておくことを
オススメしたいです。
 
 

 
イラストはChatGPTで描いた
 
「かつては大家族で住んでいた広い屋敷に
今は2人きりになってしまい
悲嘆に暮れてむせび泣く老夫婦」
 
です。
ウケる(笑)
 
それではまた明日!