2024.08.10
南海トラフ地震への備え・優先順位は間違っていませんか?
宮崎県日向灘を震源とする地震によって
南海トラフ地震の発生可能性が高まったと
気象庁が注意を呼びかけている影響で
至るところで混乱が生じてるようです。
海寄りを走る東海道新幹線が
三島〜三河安城間で徐行運転していて
ダイヤに乱れが生じていたり
【新幹線 1週間程度一部で徐行運転】https://t.co/9TMUpclTgh
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 8, 2024
今日からのお盆休みに向けて
臨戦態勢だった観光地のホテルに
キャンセルが相次いでいたり
当面遊泳禁止にしてしまった
海水浴場が現れたり
【疑問の声も】連休なのに誰ひとりいない海 巨大地震注意でビーチ閉鎖https://t.co/hd6Ynj8alB
和歌山県の白良浜では、10日は遊泳禁止を呼びかけ、誰もいない状態に。ただ、地元の人の中には「ここまでする必要があるかは疑問。地震発生時の対応をしっかり決めればいいのでは」と話す人もいた。 pic.twitter.com/BiQUkultCx
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 10, 2024
スーパーやホームセンターには
水や缶詰などの食料品を確保しようと
買い物客が大挙押し寄せたり
まあみなさんご苦労様ですと
言葉をかけてあげたい気分です。
でも、これで自宅の耐震補強を
考える人が増えるかというと
そんなことはなさそうなんですよね。
だって「1週間以内に」なんて言葉が
一人歩きしてしまったので
短期的・刹那的な対策にばかり
注意が行ってしまっていて
対策に時間がかかる耐震補強は
「もう間に合わないからやめた」
と選択肢から除外されかねない。
まあ、気持ちは分からなくはないですけど…
でもね。
いくら水や缶詰などの備蓄が
完璧に揃ったからと言って
それを置いておく家が
大地震で倒壊してしまったら
備蓄の意味がなくなってしまうし
最悪の場合そこに住む人が
命を落とすかもしれないでしょ?
だから自宅の耐震性に
不安があるんだったら
そのことに目を瞑ったりせず
最低限命を落とさないためには
どんな対策ができるかということを
真剣に考えてほしいのです。
「でも1週間以内にって気象庁が言ってる」
とあなたは反論するかもしれませんが
平時の0.1%が0.5%になっただけで
1週間以内に発生するかもしれないけど
5年先10年先の可能性だってあるし
いつ起こるかなんて誰にも分からない。
確かなのは、
「いつか起こる」ということだけです。
なので、
やはり丸腰でその日を迎えるのはやめて
命と財産を守るための耐震補強を
前向きに考えてください。
もしあなたがお住まいの家が
昭和56年5月31日以前に着工した
木造住宅であれば
愛知県下の市町村による無料耐震診断と
耐震補強に対する補助金が受けられます。
ぜひ賢明な選択を
していただきたいと思います。
それではまた明日!