社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.05.31

家づくりは投資ではありません

メルカリが普及したおかげで
使わなくなったものは売ればいいって
発想が浸透したみたいですね。
 
その影響なのかもしれませんが
住宅も将来的な売却の可能性を踏まえて
資産性を重視する人が増えているようです。
 
でもそれに囚われすぎると
住宅購入の本当の目的を見失い
本末転倒になるかもしれませんよ。
 
***
 
私・丹羽剛仁は・・・
 

関わる人すべての安心の拠り所となる
町医者のような工務店を目指す

 
というビジョンを掲げ
 
岩倉市とその周辺で暮らす方々の
「家」にまつわる問題を解決し

 

豊かで幸せな人生の実現をお手伝いする
地域密着の工務店の三代目社長

 

漫画「君たちはどう生きるか」の
主人公・コペル君にもちょっと似てるかも…

 
***
 
それでは2024年5月31日(金)号、
行きまーす!
 
 
例えば車を買う時なんかは
5〜10年後に買い替える時に
下取りに出すことを考慮して
 
リセールバリューが高そうなモデルを
選ぶのが一般的ですよね。
 
だからボディカラーも
無難な白や黒が選ばれるケースが多い。
 
グーネット買取のWebサイトによると、
 

黒や白のN-BOXの中古車販売価格が
177万円であるのに対して、
その他の色は146万円と31万円の差。

 

 

アルファードに至っては
黒と白が345万円であるのに対して
その他の色は283万円と62万円もの差。

 
 

こんなの見ちゃうと
いくら他の色の車がいいなと思ってても
買う気が失せちゃいますよね🥲
 
私、今から3台前の車が
ホンダの2代目オデッセイだったのですが
 
発売当初のカタログに載ってた
イメージカラーがなんとゴールドで
本当はそれが良かったんですよ。
 

 
しかし、
 

「そんな色やめときゃあ😡」

 
という母の苦言に抗うことができず
 
無難なシルバーに変更してしまったという
苦い思い出があります。
 
まあ、そのおかげで下取り二束三文
ということはなかったんですけど😅
 
 
話を住宅に戻します。
 
昨日の中日新聞朝刊に
「価格高騰 住宅買うなら?」
という記事が掲載されていました。
 
一部を引用すると
 

「マンションを買おうと思っているが、
資産性があるかどうか見てほしい」。
ファイナンシャルプランナー(FP)の
平井美穂さんの事務所(東京)には、
こうした相談が目立つという。
 
リクルートの2023年の
首都圏新築マンション契約者に
対する調査でも、購入理由について
「資産として有利」と答えた人が
03年以降最高の32%
(03年は9.1%)となった。
 
背景にあるのは、
ここ数年のマンション価格高騰がある。
平井さんは
「返済できなくなった場合、
売却してローンの残債をなくしたい
という金銭的な不安もある」
と感じている。

 
だから首都圏では少々高額でも
好立地のタワマンを買うパワーカップルが
まあまあたくさんいるわけですね。
 

 
確かに先の見えづらい時代ですので
いざという時に売れる資産性を
重視したくなるのも分かりますが
 

そのために返済に追われる
余裕のない暮らしになってしまっては
本末転倒ではないでしょうか?

 
家づくり・住宅購入の本来の目的は
「家族で幸せになる」ことですから
 
安全に健康に効率良く快適に暮らせる家を
無理のない予算で買うことが第一なはず。
 
でも検討を進めていく過程で
「資産性」の比重が大きくなりすぎると
 

背伸びしすぎた物件を買うために
無理なローンを組んでしまったりという
幸せを犠牲にするベクトルが生じかねません。

 

 
そもそも住宅購入は投資ではないのだから
車ほどリセールバリューを求めなくてもいい。
良いのではないかと思います。
 
まあ、有り余るキャッシュを持っていて
5年に1回家を買い替えるなんて人なら
リセールバリュー重視で全然OKですけど
 

総予算の大部分を
住宅ローンでまかなう住宅購入を
お考えの方であれば
 
自分の身の丈に合った
無理のない予算で買うことを
第一に考える。

 
このことを覚えておいてくださいね。
 
それではまた明日!