社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2025.04.22

メンテナンスフリーを盲信しちゃダメ

メンテナンスフリー。

 
忙しい現代人なら
誰もが魅了されるこの言葉。
 
特に新築やリフォーム、
リノベ・建替を検討中の方なら

メンテナンスの手間もお金も
なるべくかからない家にしたい

なんて考えるのは
当然だろうなって思います。
 
そのためには
ほとんどノーメンテナンスで大丈夫か
長めのメンテナンスサイクルの建材を
使うのが歓迎されまして
 
代表的なところだと

  • 瓦(屋根)
  • タイル(外壁など)
  • ガルバリウム鋼板(屋根・外壁など)
  • 人工芝(外構)
  • 防草シート(外構)
  • アルミエクステリア(外構)
  • 人工木デッキ(外構)

などといった
ところが挙げられます。
 

 

しかし、
これらを使っておけば
何もしなくていいと
思ったら大間違い。

 
なぜなら、
やはり耐久性の問題があるから。
 
半永久的に保つわけではなく
どれもそれなりに経年劣化します。
 
瓦やタイルなんかは
かなり保つ方ですが
 
瓦屋根は漆喰が風化するし
タイルは目地の劣化や
浮き・ひび割れがあるので
 
家を解体するまで
ノーメンテナンスという
わけにはいきません。
 
先日このブログで取り上げた
ガルバリウム鋼板も
メンテナンスフリー建材として
人気が高いですが
 
工事後時間が経つにつれて
汚れたり色褪せたり錆びたり
といった経年劣化は
少しずつ進行しますので
 
やはりほったらかしはNGで
継続的に状態をチェックした方が
良いでしょうね。
 

最後に外構用の商品ですが
極論するとこれらは
基本的に「使い捨て」です。

 

 
確かに天然芝より人工芝、
ウッドデッキより人工木デッキの方が
 
日常のお手入れは断然ラクで
メンテナンスフリーと
言えなくもないですが
 
どれも工業製品なので
完成した時点が最高の状態で
10年とか20年とかかけて
どんどん劣化していくわけです。

 
だから製品寿命を念頭に置き
何年後に取替を行うのに
いくらくらいかかるかを想定して
 
本当にそれを選ぶべきなのか
どうなのかを決めるのが
良いのではないかと思います。
 
 
今日は一宮市千秋町のM様邸で
人工芝を敷く工事に着手しました。
 
本当は人工芝のメリット・デメリット、
敷いた後に気を付けるべき点について
書こうかと思っていたのですが
 
いささか風呂敷を広げすぎてしまい
収拾がつかなくなりましたので
またの機会とさせていただきますね。
 

 
それではまた明日!