2025.01.15
給湯器とはある日突然壊れるものです
あるのが当たり前で
なくなって困るものと言えば
真っ先に思い浮かぶのは
水と空気ですが
何と言っても給湯器。
ある日突然壊れますし
途端にとてつもなく不便な生活を
強いられることになります。
それが運良く春か秋の
気候の良い時期だったら
まだ救いがありますが
汗まみれになる真夏や
寒さで凍える真冬だったら
シャレになりません。
私が関わったトラブルの中で
特に印象に残っているのは
私が入社するだいぶ前に
ニワホームで増改築された
お客様からのSOSでした。
それは3月初旬の
寒い夜だったのですが
社員が全員帰宅して
私一人で残業している時に
電話が鳴ったんです。
「明日は娘の卒業式があるので
何とかしてほしい」
何とかしてあげたいのは
やまやまなのですが
我々工務店のスタッフに
設備機器の故障を直すことは
残念ながらできません。
できることと言えば
給湯器のリモコンに表示されている
エラーコードを確認して
メーカーの修理窓口に
修理の申し込みをすること
もしくはリセット
(電源の入れ直し)を
試みることだけです。
その時もやはりその場で
どうにかすることはできなくて
お客様にお詫びした上で
翌日以降の修理の手配を約束して
引き上げてきましたが
結局お風呂に入れずに
卒業式に出たのだろうか?」
と思い出すたび
胸が苦しくなります🥲
あの時お役に立てなくて
本当に申し訳ありませんでした。
そんなわけで
給湯器というのは大抵の場合
ある日突然壊れるんですよ。
一般的に10年程度と
言われておりますが
実際にどれくらい使えるかは
使用状況や設置環境によって
結構な差が生じます。
15年をはるかに越えて
問題なく動いているお宅もあれば
10年も経たずに故障して
取替を余儀なくされるお宅もあるので
判断が難しかいんですよね。
ただ、
寿命が近付いている給湯器には
などの前兆が現れる場合が
ありますので
怪しいなと思ったら
「まだ大丈夫だろう」などと
楽観的に考えたりせず
点検を依頼するか
取替を依頼するかして
いざという時に困らないよう
早め早めで手を打ってくださいね。
イラストはChatGPTで描いた
「ガス給湯器の取り替え風景」
です。
あまりに頓珍漢なので
アイキャッチ画像にするのは
やめておきました😭
それではまた明日!