社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.11.24

負けに不思議の負けなし!名古屋市長選挙を振り返る

今日は名古屋市長選挙の
投開票日でしたが
 
私が応援していた大塚耕平さんは
残念ながら落選してしまいました。
 
私は岩倉市民なので
もちろん選挙権はないし
面識も何もありませんが
 
河村たかし前市長による
15年という長期にわたる市政を
苦々しい思いで眺めていたので
 
大塚さんが参議院議員を辞職して
名古屋市長選挙に出馬するという
ニュースを目にした時から
 
「やっと河村市政が終わる」と
大きな期待を抱いていました。
 
玉木さん共に国民民主党を立ち上げ
共同代表を務めたビッグネームだし
 
政策通として知られ
大塚さんのことをよく知る人は
「頭がいい」と口を揃えるほどだから
 
愛知県とのこじれた関係を修復して
三大都市圏の一角である名古屋を
 
より住みやすくより発展する街に
変えてくれるに違いないと
信じていたのです。
 
ところが蓋を開けてみれば
序盤から終始劣勢を強いられる
苦しい選挙戦。
 
残り2日となった先週金曜日に
出身政党である国民民主党から
 
玉木代表と榛葉幹事長を筆頭に
現役国会議員が名古屋に集結して
応援演説を行いましたが
 
劣勢を覆すまでには至らず
 
当選した広沢一郎さんに
実に13万票もの大差をつけられての
完敗に終わりました。
 
はあ、悲しい…
 
なぜ大塚さんの良さが
多くの名古屋市民に理解されないんだ?
 
選挙終了直後はそんな
憤懣やるかたない気持ちで
いっぱいでしたが
 
時間が経つにつれて徐々に
「負けるべくして負けた」
ということが分かってきました。
 
要するに
 
河村市政のどういった点が
市民に支持されていて
 
それを継承する広沢候補に勝つには
何を争点にしてどう戦うべきか?
 
という戦略・戦術が希薄だったことが
致命的にまずかったということです。
 
政策通の大塚さんなので
名古屋をこう変えるという具体策は
ちゃんと用意していましたが
 
多くの市民にはそれが分かりづらくて
積極的に支持する理由とはならず
 
ならば「市民税減税」というメリットを
引き続き提供してくれるという広沢氏に
投票しておこうか、となったのでしょう。
 
国政選挙と首長選挙では
戦い方が異なるのに
 
国政選挙の戦い方で勝負を挑んで
まんまと負けてしまったと
言えるかもしれませんね。
 
いやあ、しかしもったいない。
これほど優秀な人を政界から追い出して
無職にしてしまったわけですから…
 
 
そんなわけで
今回の名古屋市長選挙
 
私個人としては
残念な結果に終わりましたが
 
選挙でも商売でも相手に勝つには
正しいことを独りよがりで
言っているだけではダメで
 
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
 
なんだということが分かったのは
大きな収穫でした。
 
 
大塚さんにはぜひ
敗因をしっかりと分析して
捲土重来を期し
 
日本国のために国宝級の頭脳を
使っていただきたいと思います。
 
 

 
イラストはAdobe Fireflyで描いた
「楽勝で当選できると思っていた選挙で
まさかの大差で落選を喫し、
がっくりと肩を落として残念がる政治家」
です。
出来が悪いな…
 
それではまた明日!