社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.11.9

建替の間取りを考える際に犯しがちな失敗

一戸建ての新築・建替を
検討する過程で
 
間取りを考えるのは
実に楽しく、
ワクワクする時間です。
 

「今の住まいのここが不満」
「こんな暮らし方をするのが夢」
「だから新居はこうしたい」

 
こんな感じで、
手書きで、あるいはアプリで、
 
あーでもないこーでもないと
マス目に部屋を配置していくと
時が経つのを忘れてしまうでしょう。
 

 
住む人が自分で間取りを考えることは

  • 何のために家を建てるのか?
  • 新しい家で何を実現したいのか?

という家づくりの目的を
明確にできるという点において
とても意味のあることだと思います。
 

しかし、
良いことばかりではありません。

 
問題は特に建替、
とりわけ中高年以上の方が
 
親の代から住んでいた家を
建て替えるような場合に
よく起こります。
 

 

何かというと、
どうしても今までの間取りに
引きずられてしまうんですね。

 
今までとは年齢も違えば
家族構成も違うし
人付き合いも変化しているのに
 
自分で考えたという
間取図を見せてもらうと
 
「今どきこれですか…」
 
と言いたくなるような
超・昭和な間取りに
なってたりします。
 
まあ、結婚してから40年とか
生まれてから70年とか
その家で暮らしてきたので
 
骨の髄まで染み付いていて
それ以外の暮らしが考えられない
というのはよく分かります。
 

でもね、これから始まるのは
今までの人生で経験したことのない
まったく新しい暮らしなんですよ。

 

 
なのにその器である家が
今までと同じままだったら
ミスマッチになってしまい
 
せっかく大金を投じて
建て替えた意味が
なくなってしまいます。
 
歳をとってから何かを変えるのは
とても億劫なことで
 
「今までと同じでいい」
「変えたくない」
という心理が働いて当然です。
 
しかし、それでもなお、
建替に投じたお金を
有意義な投資にするために
 

「この家に住めてよかった」
と心の底から思えるように
 
変化を受け入れる勇気を
持ってほしいです。

 

 
どんな間取りになるか
想像できなくたっていいんですよ。
 

それをカタチにするのは
私たち住宅のプロの仕事ですので

 
明確なイメージも
漠然としたイメージも
 
心の中にある家づくりへの想いを
遠慮なく伝えてくださいね。
 
それではまた明日!