社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.09.7

後悔先に立たず!加齢や家族構成の変化を考えた家づくりを

「大改造!!劇的ビフォーアフター」
という番組が放送されていたのを
覚えていらっしゃると思います。
 
レギュラー番組はとしては
2016年に終了しましたが
 
今でも年に1・2回のペースで
特番が放送されています。
 
我が国における
住宅リフォームの認知度を
高める功績があったのは確かですが
 

建築業者視点で見ていると
あれはなかなか
つっこみどころの多い番組でした。

 
もちろん中には
「これはいいじゃん!」
という事例もあったのですが
 
「これって見栄えはするかもしれないけど
あとで困ったことになるんじゃね?」
 
という事例の方が
圧倒的に多かった印象です。
 

 
その昔Twitter(現X)には
#fkonsei というハッシュタグがあり
 
放送が始まると建築関係の方が
「なんじゃこれ?」
というものを見つける度に
 
このハッシュタグを付けて
ツイートしていました。
 
つっこみどころが実に
多種多様だったのですが
 

特に印象に残っているのは
一つはボウフラ発生装置。

 

 
中庭とか坪庭とか作って
そこに水場を造るのが
大好きな匠が多かったのですが
 
あんなものたいてい
すぐに使わなくなって
ボウフラ発生源になるだけです。
 

そしてもう一つは動線計画。

 

 
やたらと段差が多かったりとか
 
屋根裏みたいな変な場所に
寝室があったりとか
 
寝室と水まわり(特にトイレ)が
めっちゃ離れてたりとか
 
そりゃあ若いうちとか
体がピンピンしているうちは
大丈夫かもしれないけど
 
歳をとったり
体が不自由になったりしたら
暮らしにくくてしょうがない
 

障害物競走みたいな状態に
なっちゃうじゃんっていう事例が
ほぼ毎週のように登場しました。

 
完成後に依頼者家族が
初めてリフォーム後の家を見て
 
ほぼ原形をとどめていない
あまりの劇的な変わり様に
感動の涙を流しながら
 

「ありがとうございます〜」

 
と匠を神のように崇めて
大団円を迎えるのですが
 
その後どうなったのかは
推して知るべし、
というところでしょうね。
 
そういうわけで
新築にしろリフォームにしろ
 
工事した時の家族のまんまで
いられるわけはなくて
 
家族構成が増えることもあれば
減ることもあるし
(その可能性の方が高い)
 
歳をとれば体だって
若い時のように動かなくなります。
 

そのことをどこまで念頭に置いて
設計をしていくかが
 
本当の建築のプロ
なんじゃないでしょうか。

 

 
これから新築やリフォームを
進めていきたいとお考えの方は
 
ぜひそのことを覚えておいて
信頼できる建築のプロを
見つけていただきたいと思います。
 
ニワホームもそんな
信頼される建築のプロとなれるよう
日夜努力しておりますので
 
よろしければぜひ一度
相談にいらしてくださいね。
 
それではまた明日!