社長・丹羽が本音で語る!住まいと暮らしここだけの話

2024.06.19

断熱vs遮熱の仁義なき戦い

地球温暖化の進行を防ぐために
C02排出量の少ない省エネ住宅を
建てましょうという昨今の潮流ですが
 
冬の寒さに「断熱」というのみならず
夏の暑さにも「断熱」という昨今の潮流に
ちょっと違和感を感じるんですよね。
 
***
 
私・丹羽剛仁は・・・
 

関わる人すべての安心の拠り所となる
町医者のような工務店を目指す

 
というビジョンを掲げ
 
岩倉市とその周辺で暮らす方々の
「家」にまつわる問題を解決し

 

豊かで幸せな人生の実現をお手伝いする
地域密着の工務店の三代目社長

 

猫は吸うものです。

 
***
 
それでは2024年6月19日(水)号、
行きまーす!
 
 
文系の私がテクニカルなことを書くと
ボロが出そうなので程々にしますが…
 

乱暴に言ってしまうと
冬の寒さには暖房を外に逃がさない
「断熱」が効果的で

 

夏の暑さには熱の侵入を遮る
「遮熱」が効果的なのですが

 
現在の住宅建築界隈では
断熱が万能のように扱われる一方
 
遮熱は「口に出して言ってはいけない」
「それを言ったらトンデモ建築屋」
であるかのように扱われる嫌いがあります。
 

日本経済新聞のWebサイトから転載

 
 
確かに以前は高い遮熱効果を謳いながら
実際には効果の乏しい製品があり
そのような製品を指して
 
「遮熱シートに効果はない」
 
と断じる論調のブログが
数年前にいくつか投稿されています。
 
バックデータも掲載されていることから
裏付けのある話には違いないのでしょう。
 

専門家からdisられまくった某遮熱シート

 
 

しかしそもそも、
近年の夏の35℃を越える酷暑に対して
「断熱」だけでは十分とは言えず
 
エアコンによる冷房と、
窓から室内に差し込む日差しを遮る
「日射遮蔽」がセットで必要になります🥵

 
事実、断熱の最高等級である
断熱等級7の家は
 
確かに冬の寒さに対して
絶大な効果を発揮するのですが
 
夏場の日射遮蔽の措置が不十分だと
日射で熱せられた室内に熱がこもり
暑くなってしまうことがあります。
 

 
この日射遮蔽は屋根の軒や
窓の外に取り付けるスクリーン、
窓の遮熱ガラスによって施されますが
 

窓以外の屋根面や壁面で遮熱したら
夏でも涼しい家ができそうなのにって
思っちゃうんですよねえ😇

 
事実、効果がないと斬って捨てられた
遮熱シートとは比べものにならない
高性能・高品質な商品も存在します。
 

 
何か今の住宅建築業界は
意地でも遮熱を無視し続けてやる!
という魂胆があるみたいだなと。
 
…おっと、あんまり書くと
怖い目に遭うかもしれないので😅
今日のところはこの辺にしておきます。
 
それではまた明日!